【矯正器具装着中の痛みとは?】矯正したら食べ物が噛めなくなった話

歯列矯正&美容

こんにちは、pokoblogです

今回は歯列矯正で装着する前歯の器具について、器具を装着したら食べ物が全く噛めなくなった話をしたいと思います

poko
poko

食べる時間がまっったく楽しくなくて辛かったです…

次第に慣れてはきますが、それでもやはり器具装着前に比べれば食への不自由は大きいです

今回のお話は特に、通常の矯正器具装着時の痛み➕上下の前歯が食い違っている方の矯正治療に限定した痛みについてもご紹介していくのでぜひ参考にしてみてください

矯正器具装着中の痛みとは?

頬の痛みに顔を顰める男性

わたしは現在矯正器具をつけて生活していますが、矯正器具装着中の痛みには大きくわけて3種類あります

その3種類というのが以下に示す3つです

矯正器具装着中の痛み

  • 前歯が動くことによる、前歯で物を噛み切る時の痛み
  • 器具との接する箇所(頬の内側、舌)が傷つき口内炎ができる痛み
  • 【前歯が食い違っている場合】上下の前歯が噛み合わないように、設置面が奥歯のみになる際の奥歯の痛み

矯正治療中はこれらの痛みがあるから、食べ物が食べづらい&食べられるものが制限される…!

食べ物の話ばっかりしていますが、これが結構しんどくて、たとえば学校や仕事の終わりに『お腹すいた!買い食いしよう』となっても、いざ商品を選ぼうとしても、『これは食べにくいし…これは食べられないし…』と食べられるものが制限されてしまい、結局食べる気が失せてしまうなんてこともしばしば…

ここからは、矯正器具装着中の痛みについてそれぞれ詳しくご紹介していきます

歯が動くことによる痛み

にんじんを前歯でかじる口元

前歯の矯正器具は、歯列矯正といえば!というような感じの、歯の表面一つ一つに器具をつけていきワイヤーで引っ張る器具のことですが、

この器具をつけることによって、普段から前歯が両サイドにぐーっと引っ張られている状態になります

器具をつけている普段の生活ではあまり“引っ張られている感”を感じることはないのですが、前歯で物を噛み切るときにすごーく痛感します

普通、食べ物を食べるときは前歯で適度な大きさに噛み切ってから奥歯を使ってすりつぶしています

poko
poko

たとえばパンでもおにぎりでも、かぶりついて一口大にしてたべますよね

矯正器具をつけている時にこの前歯で噛み切ると言う、食べることにおいて欠かせない動作をすると、矯正中の前歯にものすごい痛みが走ります

普段の生活ではさほど違和感はありませんが、たとえば歯の裏側から舌で前歯をぐっと推したり、食べ物を噛み切る時のように前歯で物を噛むと痛みを感じます

痛みとしては、歯が浮いているような感じで、噛み付いた瞬間「痛っ」と痛みが走ります

特に矯正器具をつけて間もない頃は、矯正前の生活同様に普通に食べ物にかぶりついてしまいがちですが、要注意です⚠︎

対策として、矯正器具装着中の食事では、基本的に以下のことに注意することをお勧めします

矯正器具装着中の食事の注意点

  • 硬い食べ物は極力食べない
  • 食べる時は事前に一口サイズに切ってから食べる
  • 一口サイズは普段のものよりも小さめから始める

まず1つ目として硬い食べ物は極力食べないこと!

これは歯列矯正生活において、痛みを伴わないためだけでなく、矯正器具の破損を防ぐためにもお勧めします。と、いうより歯医者さんから禁止されるかもしれません

そして2つ目に、食べるときはまず最初に箸やナイフで一口サイズにしてから食べることをお勧めします

これはもちろん、前歯で噛み切ろうとすると痛みが生じるからです

奥歯に関しては矯正器具をつけていても痛みを生じることはほとんどないので、食べる時はもっぱら奥歯で食べることが多くなると思います

poko
poko

前歯で噛むと痛みがあるというのはもちろんなのですが、無闇に矯正中の前歯で噛んでいて矯正治療が長引くのもいやだな、と思って極力奥歯を使っています

そして3つ目に、特に矯正治療始めごろは一口に切るサイズは普段の食事のものよりも小さめに設定することをお勧めします

これは2つ目のことに通ずることがありますが、矯正治療中の食事では主に奥歯を使っていくことになります

というより、前歯は極力使わない(使えない)ので、矯正を始める以前の普段の一口サイズだと口の中がいっぱいいっぱいになってしまいます

普段の食事だと、噛み潰すのにも奥歯と共に前歯も使えるのですが、矯正治療中は噛み潰すのに使えるのが奥歯だけなので、噛み潰すの待ちの食べ物の居場所がなくなってしまいます

矯正生活に慣れてくれば次第に一口で食べられる量もわかってくると思いますが、まず最初の頃は小さめの一口から始めることをお勧めします

器具と接する箇所の口内炎

舌を出して嫌な顔をする小さな女の子

矯正器具は、歯の表面に突起状の器具を取り付けます

特に奥歯は金属の器具が付いており、歯の両面に突起が出ているため、突起部分と接している頬の裏側や舌に口内炎ができやすくなっています

矯正器具の説明図
奥歯2本の器具は他の歯と違い、歯全体を囲うような金属の器具で、両面に突起がついています

どうしても器具と擦れて痛い場合には、口内炎用の薬を処方してもらうこともできますが、それでもずっと触れている部分なので、一度口内炎ができてしまうとなかなか治りにくいものです

poko
poko

口内炎の傷口に、いやでも常に器具が当たっている状態になりますからね。。

奥歯の器具は外側だけでなく内側にも突起があるので、舌にも傷がついてしまうことがあります

また、もちろん奥歯だけでなく、八重歯の方など突出した歯に矯正器具をつけると、その部分だけ唇の裏側に強く接してしまうので、口内炎ができやすくなってしまいます

そのほかに、矯正治療の一環で抜歯をした方は、抜歯箇所を通すワイヤー部分で頬の内側や舌を傷つけてしまうということも少なくないので要注意です

poko
poko

とはいえ、わたしの場合は抜歯箇所のワイヤー部分には、傷つけないようにカバーをつけてもらえました

矯正治療では歯の表面にプラスして突起がつくわけなので、頬の内側に余計な突起部分が常に当たっている状態になり、しかもその器具が柔らかい物ではないので非常に傷つきやすい状態です

しかも治りにくいということもあり、食事中にヒリヒリ…ということが続く…

わたしは口内炎があまりにひどい時は、口内炎パッチをつけて過ごしています

パッチ状のお薬なので、傷口に直接触れてしまって「痛い!」ということも防げるので安心です…

このパッチは、一度患部に貼ったら自然に剥がれるまで放っておく仕様になっています

ただし、これはわたしの経験なのですが、貼るところを間違えてしまったとしてもなかなか外れない(いい意味でも悪い意味でも)ので、慎重に貼ってください…!

poko
poko

ちょっと患部からズレた位置に貼ってしまった(患部が半分くらい見える感じで)ときに、貼り直そうと外そうとしたら、なかなか取れない上に患部なのでめちゃくちゃ痛かったことがあります…!笑

錠剤などの服用するタイプの薬では、傷口に常に器具が当たってしまう矯正中の口内炎はなかなか治療が難しいなあと思うので、このようなパッチタイプで傷口をガードしてしまうのが有効かなと思います

【前歯が食い違っている場合】噛み合わせが奥歯のみになったときの痛み

片方の頬袋に食べ物をたくさん詰めたリス

これは、一部の方にのみ当てはまる話なのですが、歯列矯正をするにあたって前歯が食い違っている方に該当するお話です

前歯が食い違っているというのは、本来ならば前歯は上の歯が下の歯よりも前に出ているのが正しい噛み合わせですが、1本でも上の歯が下の歯の奥に入ってしまっている方、または下の歯が上の歯よりも前に出てしまっている方が該当します

こういった方はまず食い違った歯を正しい位置に持っていかなければならないのですが、ただ矯正器具を付けただけでは、戻したい歯の上(又は下)の歯に当たってしまいうまく戻すことができません

そのため、上下の前歯同士が噛み合わないようにする必要があるのですが、このために、下の奥歯の上にセメント状のものを乗せて、前歯同士が当たらないようにします

おおよそ以下の図のような感じになります↓↓

下の奥歯にセメント状のものをつけ、上下の前歯が噛み合わないようにします

前歯の食い違いの程度によってはこういった工程をふまなかったり、もしくは上下の前歯が噛み合わないようにめちゃくちゃ高く上げられたりするかもしれませんが、これがまあ一番矯正での食べにくい原因とも言えます…!

なぜなら、食べ物を噛み切るのはおろか、噛み潰すための要素も、この高上げされた奥歯のみだからです…!

poko
poko

まじで、全ての歯の中で噛み合う部分がこの奥歯2箇所しかありません…!

しかも、ただ奥歯2箇所ならいいものの、セメント状のもので高く上げられていて、そのセメントというのもただ平たく乗っかっているわけではなく、高く上げる必要があるので山上に乗っかっているのです…!

つまり!!言いたいことは、その山のてっぺん2箇所のみで食べ物を噛み潰すのです!!不便すぎる!!!!

そしてなんといっても、この高上げされた奥歯が痛い…!

それもそのはず…本来なら全ての歯を使って噛み締めるところを、このたった2箇所だけが設置しているんです。

全部の歯で支えるべき噛む力をこのたった2か所の山なりのところで支えるのです。

そりゃ、痛いわーーー!!!!!

もちろん、このセメント状のものはずっとつけているわけではなく、食い違った歯が正しい位置に戻れば削り落とします

しかし、それはあくまで食い違った歯が治ったらの話…

わたしの場合、矯正器具装着と共にこのセメント状のものをつけ始め、1ヶ月に一度ワイヤーを強めたり器具の状態の確認のために通院するのですが、1ヶ月後のときにまだ食い違いの歯が完全に治っていなかったので、さらにセメントを追加され、なんなら1回目の時よりも高く上げられました(´⊙ω⊙`)

つまり、人によってこの拷問期間の長さが違うということであり、1ヶ月程度じゃ終わらないことが多いということです…

しかしこれは、前歯が食い違っているという割とレアケースの話です

食い違った歯がない通常の歯列矯正ではこのようなことはしないので、ご安心ください

ただし『もしかしたら自分は食い違ってる歯があるな…』と言う方は、残念ながら、頑張っていきましょう。(*_*)

poko
poko

この痛みが一番つらいです…泣

このセメント状のものは、生活していく中で次第に削れていってしまうものなので、段々と慣れていく…というより単にセメントが削れて普通の噛み合わせ(上下の前歯が噛み合う)に戻って行きます

しかしわたしのように、定期的な通院の中でさらに追いセメントされることも少なくないので、せっかく慣れたと思ったらまた食べにくい生活に逆戻り…と何度も絶望を味わうことになるかもしれません笑

矯正治療は痛みを伴う…

布を噛み締めてこちらをみる大きな目の赤ちゃん

ここまで散々と矯正治療器具装着時の痛みについてお話ししてきましたが、やはり矯正治療中は痛みもあるし、不便なことも多いです

しかし、それも全て綺麗な歯並びを手に入れるため!!

矯正治療の1年弱を我慢するだけで、今後の人生綺麗な歯並びで過ごせるなら短いもんだなとわたしは思います

それに、矯正器具をつけてて気づいたことは、たった1ヶ月でも結構ごりごり歯が動くと言うこと!!

治療前の歯並びの写真を自分でも撮っておけばよかった…と後悔中なのですが、明らかにガタガタぢった歯並びのところがたった1ヶ月ですごく綺麗に並んでいて感動しました

やはり、こういった目に見えて綺麗になるのがわかるというのも、矯正治療を頑張れる要因の一つだなと思います

痛みについてちょっとネガティブな記事を書きましたが、ぜひ矯正治療を前向きに検討する手助けになれればと思っています☺︎

ここまでお読みいただきありがとうございました!

おしまいっ

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