誰もが憧れる結婚式
…とはいうものの、中には結婚式をあげたくない、親族だけで集まる程度で良い、という方もいらっしゃいますよね。
そこで今回は、結婚式をしない方向けの、親族だけの結婚パーティーという選択について、実施方法や準備物について書いていこうと思います。
この記事を書いているわたし自身が、まさに結婚式をしたくない一人でして、「みんなの前で主役になるのが恥ずかしい」、「誰を呼んでどういうテーブル配置にして…と考えるのがめんどくさい」、「たった1日で多額のお金が消えるのに抵抗がある…」という、かなり夢のない人間です。笑
ただ、育ててくれた両親や自身の親族への感謝の気持ちや、これから親族になっていく夫親族との顔合わせという意味も込めて親族だけでも何か集まってできないか、という気持ちはありました。
そこで、親族だけの小さな結婚式…というのもすこーし考えましたが、結婚式特有の儀式たち(バージンロードを歩くくだり、指輪の交換、誓いのキスなどなど…)を親族たちの前でやるのは小っ恥ずかしく、またそれだけでかなりのお金がかかってしまうので…結婚式という儀式はしない方針にし、披露宴というほどでもないですが、親族が集まれるような食事会を考えました。
わたしと同じように考えている方は少なくないはず…!
この記事では、そんな親族だけの結婚パーティーの開き方についてご紹介していきます。
✏︎こんな方におすすめ✏︎
- 結婚式をしたくない方
- 親族だけの結婚式を考えている方
- 結婚式を挙げる以外の親族が集まる機会を作りたい方
この記事を参考に、親族だけのささやかな結婚パーティーを開いてみませんか?
結婚パーティーを開く方法
結婚パーティーを開く方法として、下記2つの方法が考えられます。
結婚パーティーを開く方法
- 結婚式場を貸し切る
- レストランを貸し切る
家に招く…ということも可能ですが、親族の人数によって場所の広さや準備する料理など現実的でないことが多いため、今回はあくまで家以外の場所で実施する方法のご紹介をして行きます
結婚式場を貸し切る
一つ目の方法は、結婚式場を貸し切るという方法です。
結婚式場には披露宴を行う会場や親族顔合わせ等に使う会場など、さまざまな食事会場が準備されていることが多いです。
それらの食事会場を1ヶ所貸し切って、結婚パーティーを実施するという方法です。
結婚式場を貸し切るメリット、デメリットは下記のようなものが挙げられます。
まずメリットとして、なんといっても結婚式場は結婚の専門の施設であり、結婚式関連プロだけあって、会場のセッティング等融通が利きやすいのが特徴です。
例えばテーブルに花や置物をセットして雰囲気を出したい!という場合、レストランであれば自分で準備し、セッティングする必要がありますし、テーブルの位置のレイアウトなどはレストランだとあまり変更できない…というところも多いです。
一方で結婚式場であれば、ある程度の量のテーブルセットが用意されていたり、大人数の食事会想定のため、同じ規格のテーブルがそろっており、レイアウトの融通が利きやすい特徴があります。
また、同じように結婚式はしないものの、家族だけの食事会だけの実施例があるような式場であれば、通常どういった流れで行うのか、どんなものを準備していたかを聞くこともできるのが大きなメリットと言えます。
実例経験があるのが何よりも強みといえますね
そしてなんといっても雰囲気は間違いなく良い!
いくら結婚式を挙げないからといって、結婚式場の敷居を一切跨がないのは少し心寂しい…なんて方はぜひ結婚式場での実施を検討してみてはいかがでしょうか。
ただし注意点として、結婚式を挙げずに食事会だけが実施可能かは式場によるため確認が必要です。
また、食事会だけの実施が可能でも、結婚式の披露宴に使うような広い食事会場が使えるかも様々なため、会場のキャパの融通が効きにくいというデメリットもあります。
実際わたしたちが検討した結婚式場も、結婚披露宴用と家族顔合わせに使う会場が違い、絶妙にキャパオーバーしてしまい断念しました。。
そして何より、実施を検討することの多い土日などの休日は基本的に結婚式の予約が入っていることが多く、予約がとりにくい、もしくは食事会だけの場合は土日は不可というところもあるので確認が必要です。
とはいえ、雰囲気の良さはどこにも負けないと思うので、自分達の要望に合った式場があればぜひチャレンジしたいものです!
レストランを貸し切る
続いてはレストランを貸し切る方法についてです。
主催する夫婦や家族で思い入れのあるレストランがあったり、ぜひ食べてもらいたい料理のあるレストランがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
レストランを貸し切るメリット、デメリットは下記のようなものが挙げられます。
まずメリットとしては、思い入れのあるお店を選ぶこと選ぶことができるということです。
例えば家族で昔から通っていたお店や、主催者の夫婦がデートやプロポーズに使ったお店などがあれば、そちらで結婚パーティーを開催できると嬉しいですよね。
また、結婚式場に比べてレストランの方が数も多いということで、会場の立地や、招待できる人数など自分達の都合にあった場所を選ぶことができます。
親族がいろんなところに分散して住んでいる場合、みんなが集まりやすいということを考えた立地を選びたいですよね
また、結婚式場だと基本的にコース料理になってしまいますが、レストランであればコース料理以外にも単品の料理もあるので、好きな料理を選ぶことができるのもメリットといえます。
とはいえ、大人数での予約となると、事前に注文する料理を決めて、当日追加は不可というところもあるので、コース以外の料理を頼むことができるかはお店に確認は必要です!
ただ一方で、貸切可能かはレストランによって様々なので、事前に確認しておく必要があります。
また、レストランによってはテーブルのレイアウト変更を基本的に受け付けていないというところや、テーブルセッティングや引き出物といった物の持ち込みに制限のあるところもあるため、自由度が低い場合もあります。
貸切対応の多い大きめのお店よりも、個人でやっている小さめのお店は特に融通が効きにくいことが多いです
また、お店の営業時間や営業の切り替え(ランチタイムからディナータイムなど)都合も考慮する必要があります。
とはいえ、結婚式場で実施する場合であってもある程度の持ち込み制限や滞在時間の指定はあるはずなので、そこまで気にする必要もないかもしれません。
思い出のお店がある方は、検討してみてはいかがでしょうか?
準備の流れ
それではここからは、結婚パーティーをするにあたって、実際にどういった手順で準備を進めていくかについて解説していきます。
準備の大まかな手順は下記の通りです。
準備の流れ
↓
当日
まず第一に、リストを作るなどして招待者を決定します。
これは、会場を予約する人数把握のためでもありますし、新郎・新婦共に親族のどこまでを招待するか、という認識合わせのためにも必ず最初に決定するようにしましょう。
この段階で、ある程度参加者の都合がつきやすい日程を把握したり、開催予定日を根回ししておくことで、後々のキャンセルを防ぐことができるためおすすめです!
招待者を決定したら、次に会場を選定していきます。
選定方法としては、下記のようなものが挙げられます。
また、会場を予約する段階で料理のコースを決めておくことをおすすめします。
単品よりもコースの方が支払額が予測しやすい&お店のためにもおすすめです◎
自分達の要望にかなう会場が見つかったら、人数と当日のコースを予約しておきましょう。
会場の予約ができたということは、場所と日時が固まったということなので、招待者に招待状を作成します。
メールやLINEなどで招待の連絡を取るのもいいですが、親族にスマホを使いこなせないお年寄りが多い場合や、親族がみんな近くに住んでいる、というのであれば形として残せる紙の招待状を送ってみるのもいいかもしれません。
わたしたちは結婚式こそしないものの、何か形で残したい、という思いから紙の招待状を作成しました!
招待状の準備方法について詳しくは後の項目でご紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください♪
招待状の作成(招待の連絡)ができたら、席次表・席札の作成に移ります。
補足として、ここでいう席次表と席札は、下記のイメージです!
席次表:テーブルの図面に対して誰(名前、新郎新婦との続柄)がどこに座っているのかを示すもの
席札:座席1つ1つに座る方の名前の札を置くもの
個人的には、席札はあれば便利程度だと思うのですが、席次表は作っておくべきだと思います!!
というのも、この場で初めて顔を合わせるような親族同士もいると思うので、どの席に座っている人がどういった間柄なのか、名前はなんていうのか、ということをわかりやすくするために、自分達にとってというより、親族のために準備しておくことを強くお勧めします。
みんなに見えるような大きなもの1枚準備する方法もあるようですが、1人1部ずつあった方が「あの人誰だっけ…?」となったときにも親切だと思います!
こちらも招待状同様、準備方法を後の項目でご紹介しますので、また参考にしてみてください!
続いては引き出物等手土産を渡す場合、そちらを準備(購入)します。
こちらに関しては準備の有無は人それぞれだとは思いますが、考えるべきポイントとしては、
というものが挙げられます。
例えばご祝儀はいらないから引き出物準備しない、というスタンスであれば、最初に「ご祝儀はいらないよ!ただ集まってご飯食べるだけだよ!」とアナウンスしておけば、招待者の方も準備をせずにすみます。
また、仮にご祝儀をいただく可能性がある場合でも、親族の人数や間柄によって新郎側・新婦側とで必ずしも同額をいただく訳でもないので、そういった場合にお互いがどれくらいの金額のものを準備するのか、ということも考えなければなりません。
どういった位置付けの会にしたいのか、ということと、人を招待する立場、ということは常に考えておかなければなりません
あとは当日必要であれば、自分達か着るための衣装・ヘアセットの準備(予約)や、会場のセッティングに必要な小物の準備、もし会の最初に挨拶をするのであれば挨拶文を考えておくと後々スムーズです◎
せっかくの結婚パーティーなので、すてきなドレスやタキシードをレンタルするのもいいかもしれません♪
また、わたしたちの場合、多少の持ち込みができたので、ウェルカムボードを設置したり、テーブルにお花を飾ったりして雰囲気が出るようにしてみたので、おすすめです!
そして当日、必要な場合は早めに会場に入って会場セッティングして、いよいよ開宴…という流れになります。
当日までに準備するもの
最後に、結婚パーティー当日までに準備しておくべきものをまとめます。
必ずしも全て必要なわけではありませんが、必要に応じて準備の参考にしてみてください!
準備するもの
まず招待状についてですが、こちらはスマホでの連絡でも問題ないとは思います。
ですが個人的には、形に残るものであったり、親族にスマホを使いこなせないお年寄りが多かったりして不便だったので、紙のものを作成して渡しました。
招待状は、雑貨屋さんや100円ショップなどでも売っているカードに手書きや印刷して手作りもできますし、わたしの場合は作るのが苦手だったので、印刷までしてくれるネットショップのものを購入しました◎
ご参考までに、ネットショップで購入した招待状は、招待状のカードや封筒、シールといった一式がそろい、かつ中に記載する文言もこちらが指定したものを印刷してくれるという、かなりありがたいサービスだったので、複数枚招待状を出す方はこちらの方が断然楽&安く済む可能性もあります!
手作りができる方は、もちろん挑戦してみてもいいかもしれませんね!
参考までに、わたしは下記の商品を購入したのですが、対応も早く、丁寧で、かなり良かったです!↓
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なんとこちら1部から購入できるので、少人数のを招待する場合でも使用できます!
また招待状や封筒に入力してほしい文面などはメールで送るだけで、簡単にやりとりでき、印刷前に確認用として内容に誤りがないかを送ってくださるのでとても丁寧でありがたかったです…!
届いたらあとは自分たちで手書きでメッセージを添えたい場合は書き込んだりして、かわいいチャームをつけて封筒に入れれば完成なので、かなーり楽ちんに、ハイクオリティの招待状が完成します♪
続いては席次表ですが、こちらは主催者にとってどのような関係なのか、名前はなんというのか、というのを知ってもらう意味でも(=出席者のために!)作っておくべきだと思います。
こちらに関しても招待状同様、手作りすることができるものなので、挑戦してみてみるのもいいかもしれません♪
わたしはというと、招待状の作成を依頼したところで席次表も購入しました笑
購入したのは下記の商品になります↓
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わたしは招待状と同じデザインで統一できそうだったので、同じ種類のものを購入しました!
こちらも招待状同様、中に記載するものを印刷してもらうことができ、
などなど、自分達の会場にあったものを詳細に指定することができました!
余談ですが、わたしは一度依頼した後、やっぱり配置換えが必要になってしまい、一度案を作成いただいたのに変更をお願いしたところ、素早く対応いただけました泣
雰囲気を統一する、という意味では、ショップで購入した方が同じ種類の招待状・席次表・席札を使うことができていいかもしれませんね♪
同じ手順で席札も準備します。
こちらももちろん手作りできますが、わたしはもっぱら楽さ重視で招待状・席次表とセットで同じ種類のものをネットショップで購入しました笑
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席札こそ手作りでも簡単にできてしまうので、自分でカードを購入して、招待者の名前とメッセージを添えられるとすてきですね!
つまり準備する順番としては、
- 招待状
- 席次表
- 席札
といった順で、招待状は招待者の都合もあるので、まず最初にとりかかり、なるべく早く作ってお渡しする必要がありますが、席次表と席札に関しては当日までに間に合えば問題ないので招待状の後から取り掛かるのでいいと思います。
ただ、席次表のほうが手作りするにしても印刷を頼むにしても、座席を決めたり作成自体に時間がかかるものなので、席札よりも先に作成を進めるのがおすすめです。
続いては引き出物についてです。
こちらはは会の位置付けによって必要か判断していただければ問題ないと思いますが、仮にご祝儀をいただくことがある場合であれば、準備しておくべきといえます。
招待している立場なので、そこまで価格のするものではなくても気持ちとして渡すのもいいかもしれませんね
わたしの場合は結婚式をしなかったがゆえに、ご祝儀を渡したいけど渡すタイミングがなかった…という祖父母がいたため、ご祝儀の有無にかかわらず、招待した世帯分準備しました。
準備するものはなんでもいいと思いますが、個人的には各人で選んでもらえるカタログギフトが無難だと思います◎
カタログギフトは価格や商品内容から選ぶことができるので、自分たちのスタイルに合ったものが見つかりやすい上に、好みに左右されないためとてもおすすめです…!
最近では、カード1枚でQRコードを読み取って電子カタログから選ぶものもあり、昔の分厚いアルバム形式のものは少なくなりつつあるようで、重い手土産を持って帰ってもらわずに済むので便利です。
友人の結婚式などはもっぱらカード形式のものをもらうことが多いです!
ただわたしの場合、招待客は全員親族であり、もれなくスマホを使い慣れていないお年寄りもいるため、電子カタログではなく紙のカタログを選びましたが、その中でもかなり軽く小さく、持ち帰りに便利なものを選びました↓
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こちらは価格、選べる商品数から選ぶことができ、また持ち帰り用の袋もセットでついていたため、とても便利でした!!
わたしたちの場合は、こちらのカタログギフトと別にお花屋さんで買ったフラワーアレンジメントを各世帯に渡し、帰り際に全員に洋菓子屋さんで買ったゼリーを綺麗にラッピングして手渡ししました♪
どれくらいの価格で返すかは人それぞれですが、もしご祝儀をもらうのであれば、いただいた額の1/3〜半額ほどのものを返すのが一般的とされています
いくらご祝儀をいただくかわからない、いただけるかもわからない、という場合でも念のため一律のものを準備しておき、もし想定よりも多くいただいてしまった場合は別途お礼を準備するというのもいいかもしれません◎
あとは、当日自分達が着飾るための衣装やヘアアレンジの準備(予約)をします。
女性の方は、もし結婚式もウエディングフォトもしない!となると、白色のドレスを着る機会がなくなってしまうので、せっかくの機会のため白色のドレスを着てみるのもいいかもしれません♪
ドレスのレンタルは、お住まいの地域のレンタルドレスショップを探してみてもいいですし、ネットショップでレンタルする方法もあります。
余談ですが、わたしの場合は白色のワンピース系のドレスを着たいと思い、まずネットショップでドレスを探したのですが、どちらかというとパーティー用のカラードレスが多く、白色のドレスが少ない、もしくは無いところが多かったので、地元の結婚式場と提携しているレンタルドレスショップで借りることにしました。
がっつりウエディングドレスではない、白色のパーティードレスって確かに需要は少ないよなあと思いました。。同じようなものを探す方は注意が必要です!
男性の場合も同様に、レンタルショップでタキシードをレンタルしてみてもいいですし、カジュアルなスタイルで行いたいのであれは、手持ちのシャツやスラックスに蝶ネクタイを合わせたスタイルでも良いかもしれません♪
そして、せっかくの機会なので当日は美容室でしっかりヘアセットをしてもらうのもおすすめです!
わたしはかわいいヘッドドレスを買って、当日つけてもらいました!
親族だけとはいえ、せっかく自分達が主催する結婚パーティーなので、できるだけ華やかなものにできればすてきですね♪
結婚式をしなくても結婚パーティーを楽しもう!
いかがでしたでしょうか?
結婚式という形式をとらなくても、自分達で結婚パーティーを主催することは十分可能です。
たしかに、結婚式とセットで式場に依頼する形で披露宴を開く方が、プロに任せることができるので簡単・ハイクオリティのものが開催できるかと思いますが、自分たちで準備するのもなかなかない機会のため、自分達のスタイルに合ったパーティーを企画してみるのも楽しいものです。
結婚式をしたくない!という方も、この記事を参考に、ぜひ素敵な結婚パーティーを開いていただければ幸いです☀︎
ここまでお読みいただきありがとうございました!
おしまいっ
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