- 田舎は車社会だ
- 田舎は車がないと生きていけない
- 田舎は車1人1台が当たり前
こんな言葉を耳にしたことはありませんか?
確かに、田舎は車社会でみんな車を持ってるイメージ!
だけど車の維持費ってばかにならないだろうし、1人1台なんて考えられないなあ…
そもそも田舎は都会に比べて給料が少ないイメージだけど、どうやって車を維持してるんだ?
都会に比べて給料が少ないというイメージの田舎ですが、なぜ高額な車を維持できるのでしょうか?
この記事では、給料の安い田舎で車を維持できる理由と、田舎での車の維持費はいくらくらいなのか?都会と比べてどうなのか?と言う点について、根拠データと、生まれてこの方ど田舎暮らしの車好きのわたしの経験から解説していきたいと思います!
ドライバー歴6年の若造ですが、れっきとしたゴールド免許ドライバーなのだ!
✏︎この記事で紹介していること✏︎
- 給料の安い田舎で車を維持できる理由
- 田舎での車の維持費はいくらくらいか?
この記事は3分で読めます!
田舎の低賃金で車が維持できる理由
田舎は低賃金のイメージだけど、“車”という高級品をほとんどみんなが持ってるから不思議だ
低賃金低賃金って、田舎をばかにしないでください!
まずは実際都会と田舎とでどれくらい給料に差があるのかみてみましょう!
厚生労働省の賃金構造基本統計調査(令和元年度、都道府県別)によると、全国の平均賃金は30.8万円なのに対し、都会代表の東京は37.9万円と全国平均をかなり上回っています
一方、最も低いのが青森県の23.9万円…田舎…(青森県民のみなさんすみません(´-`))
余談ですが、田舎ランキングで検索したら青森県が1位との結果が…これは民意です…
まあ、というのは田舎の一例として、実際全国平均を上回ったのが東京、神奈川、愛知、大阪という都市圏だけだったので、ここからも都会と田舎とで賃金に差があることがわかりました
それでは、どうして都会より賃金の低い田舎で車が維持できるのでしょうか?
ここからはその理由をご紹介していきます!
理由1:土地代(駐車場代)が安い
田舎は都会に比べて土地代が安いため、
- 駐車場代が安くつく
- 家賃が安いのでその分車の維持費に回せる
というメリットがあります
それでは、都会と田舎とで土地代にどれくらいの差があるのか?(引用:SUUMO公式ページ)
都会代表として東京と田舎代表として青森を比較すると
- 東京(23区内人気エリア)300万円/坪
- 青森(県庁所在地近辺)10万円/坪
どちらも比較的土地が高くなる人気エリアから選びましたが、差がすごい…30倍
東京は、下は30万上は750万と幅は広いものの、最低額でも田舎の倍以上あります
都会は平均賃金が全国平均より高いといえど、土地代の高さの比には及ばないため、車を維持することへのネックな部分になることは確実です
田舎はその点土地代が安いため、
- 家賃が安く済み、浮いたお金を車の維持費に回せる
- 車の維持費に関わる駐車場も安く借りられる
そのため、結果的に車の維持費の負担が減ります
都会と田舎とで、土地代に差があることは知っていましたが、ここまで差があるとは…驚きです
理由2:共働き率が高い
全国の都道府県別の共働き率みてみると(引用:総務省統計局ホームページ)、1位は福井で次いで、山形、富山と続き、東京は33位です
都会を主要都市と関東と定義しても、上位半分のほとんどを都会以外(=田舎)が占めています
このことから、田舎は都会に比べて共働き率が高く、結果として収入が多くなる(単純計算だと約2倍にになる)ことからも、車が維持しやすいということが挙げられます
わたしの両親含め、地元の友達のご両親もほとんど(感覚としては9割9分)共働きです!
理由3:公共交通機関代がほぼゼロ
車社会の田舎は、車以外の交通機関を使うことがほとんどありません
使わない理由としては、以下のようなものが挙げられます
- 本数が少なすぎて不便
- 駅数・バス停数が少なく、目的地付近に無い場合がある
- 割高
- まず駅までが遠い
- どこの施設も大抵広い無料駐車場かあるから車の方が便利
田舎はそもそも車ありきで成り立つようになっているので、気分転換や車が使えない何らかの理由がないかぎり、公共交通機関を使うことは少ないです
つまり、都会の方が電車やバス、タクシーに使うお金が浮くので、その分車の維持費に回すことができます
電車は、
- 車に乗れない学生
- 駅近企業の会社員
バスは、
- お年寄り
ばかりが利用するイメージです!
理由4:高い車に乗らない、自分で維持できる車に乗る
これは人それぞれあるかもしれませんが、大抵の場合田舎では車を“交通手段”として所有します
一方で都会では車がなくても生活に関わることはほとんどないため、ドライブ好きや車好きという趣味として車を所有する方も少なくないはず。
田舎と都会とで車の役割・重要度が大きく違うというところがポイントで、田舎ではとにかく『乗れる車に乗る』という人が結構多いのです
『乗れる車』というのは例えば以下のようなものが挙げられます
- 見た目は気にせず、とにかく走ることができるなら型落ちの車でも乗り続ける
- 普通車に乗りたいけど、お金がないから軽自動車にのる
- 新車ではなく中古車やカーリースを利用する
- 親からもらったお下がりの車に乗る
もちろん車が趣味という方で、高級車を所有(それでも置物としてでなく、自分が乗るために!)する人もたくさんいるので一概にとは言えませんが、街中を走る車を見てみると結構ぼろ車がチラホラあります
『車がないと生きていけない』→『なんとしても車を維持せねば』というメンタル面もあるのかも。笑
田舎の低賃金で車が維持できる理由 まとめ
田舎の低賃金で車が維持できる理由をまとめます!
田舎の低賃金で車が維持できる理由 まとめ
- 土地代(駐車場代)が安い
- 共働き率が高い
- 公共交通機関代がほぼゼロ
- 高い車に乗らない、自分で維持できる車に乗る
田舎での車の維持費はいくらくらい?
では、田舎での車の維持費はいくらくらいなのか?軽自動車と普通車(コンパクトカー)の場合にわけてご紹介します!
軽自動車 | 普通車(コンパクトカー) | |
自動車税 | 10,800円 | 30,500円 |
重量税 | 5,000円 | 15,000円 |
自賠責保険 | 28,910円 | 29,520円 |
任意保険 | 38,000円 | 48,000円 |
車検代 | 70,000円 | 90,000円 |
点検代 | 10,000円 | 10,000円 |
ガソリン代 | 56,000円 | 40,000円 |
駐車場代 | 60,000円 | 60,000円 |
消耗品代 | 30,000円 | 50,000円 |
合計 | 308,710円 | 373,020円 |
※年間走行距離:10,000km
ガソリン単価:140円/L
軽自動車燃費:25km/L
普通車燃費:35km/Lとして計算
引用元:
田舎の交通手段のほとんどが車ということを考えると、都会に比べてガソリン代は高くなることが考えられますが、一方で都会では田舎の10倍近くの駐車場代がかかってくるので、田舎の方が維持費がかからないといえます
【おまけ】田舎暮らしに車は必要なのか?
ここからはおまけですが、田舎暮らしに果たして車は必要なのか?都会から田舎に引っ越す場合に、車なしでも生きていけるのか?についてご紹介します
結論としては、田舎で車なしで生活することは限りなく無理です!!
詳しか知りたい方は、こちらの記事でご紹介しています!↓↓
【田舎暮らしに車は必要?】必要性と維持費について【田舎に引っ越す方へ】
経験と統計データをもとに、詳しくご紹介しているので、ぜひ読んでみてください♪
【結論】田舎は都会より車が維持しやすい!
田舎は都会より低賃金である
…これは統計データから見ても間違いない事実ですが、それでもなお、田舎の方が車の維持がしやすいということがわかりました
- 田舎の大学に入学する予定
- 田舎の企業に就職・転職することになった
- 田舎でリタイア生活を過ごしたい
という都会にお住まいの方は、ぜひ参考にしてみてください(*´꒳`*)
おしまいっ
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