会社である程度の長さ働いていると必ずやってくる新人指導について…
もしかしたら勤続年数十数年越えのベテラン上司の立場としてかもしれませんし、はたまたたった2、3年目から新人指導を任されることもあるかもしれません
すべてスムーズにいけばもちろんいいのですが、なかなかうまくいかないのが実情だと思います
新人指導を任されたんだけど、今年の新人仕事できなすぎ…
なんでいつまで経っても指示待ちしてるんだよ…
先輩また怒ってんなー。
なにも教えてくれないのは先輩の方なのに
そこで今回は、新人指導において、仕事のできない新人に対してイライラしないコツをご紹介します
✏︎この記事で紹介していること✏︎
- 新人にイライラしてしまうのはなぜか?
- 新人指導においてイライラしないためのコツ
実はこの記事を書いているわたし自身が2年目にして人手不足から新人指導を任されていたのですが、新人さんとわたしの仕事に対する価値観・姿勢の違いからめちゃくちゃイライラしていました…!
が、考え方を改めた今は楽しく!…とまではいかないものの、新人さんに合わせた指導ができるようになりました
ちょっとした心の持ちようのお話です!
新人にイライラしてしまうのはなぜか?
新人指導にはおそらく多少なりのイライラはつきものだと思います
では具体的にどういったことからイライラしてしまうのでしょうか
新人にイライラしてしまう理由
- 新人と自分とで仕事に対する価値観・姿勢が違う
- 新人に期待しすぎている
- 仕事ができないのを全て新人のせいにしてしまっている
仕事の価値観・姿勢が違う
指導する立場のあなたはおそらく勤続年数がそこそこ経っているはずです
例え勤続年数1、2年の立場で新人指導をするとなったとしても、その数年で社会人とはどういうものなのか(上司・先輩への姿勢、報連相など)についてある程度わかっているはずです
一方で新人さんは、新卒の大学生や、高校生など社会人未経験者がほとんどだと思います
中途採用などの場合であっても、前の会社とあなたの会社とで仕事の進め方や先輩上司との関係などの仕事のやり方が大きく違うことも少なくありません
実際、わたしの会社はめちゃくちゃ厳密な仕事を求められる厳しいところなのですが、
中途採用の方の指導をした際に、その方の前の会社は結構ゆるゆるなところで、その仕事の価値観の違いに苦労しました
新卒の学生であれば、まずは社会人とはどういうものなのかについて慣れていく必要があります
これは新人さんによっては、長期のインターンに参加経験があったり、バイト先が企業に近いところだったというような方であればスムーズに慣れられるかもしれませんが、一般的な学生や高校生などはこういった経験がほとんどありません
中途採用であっても、前の職場に長年いたようならなかなか切り替えが難しい場合があります
そのため、『仕事に対する姿勢が違う!!』とイライラするのではなく、まずは『社会人とはどういうものなのか』、『うちの会社ではこうやって仕事を進めていく』といったことをしっかり説明し、それに順応するための期間を設ける必要があります
新人に期待しすぎている
次に、新人に期待しすぎてしまっているということが考えられます
先ほどの説明と重複するのですが、新卒の学生の新人は社会人という立場にまず慣れていません
また、中途入社の場合も前の会社と今の会社との価値観の違いに戸惑うことが多いと考えられます
そのような新人さんに『社会人というものはこうするべき』、『うちの会社ではこうやって仕事をしていく』と指導して、すぐに対応できると期待していませんか?
新人のうちは覚えることも多く、覚えることに頭を使ってそれを実践にうまく落とし込めないということも多いです
何年かの経験があるあなたはもう慣れて忘れてしまっているかもしれませんが、新人時代にたくさんのことを教わり、頭がパンクしそうになった経験はありませんか?
中には、教わったことをすぐに対応できる俗に言う“仕事ができる”方もいるかもしれませんが、それはあくまで少数派で、普通の方は一度に大量に教わってもなかなかすぐには行動に移せません
それに対して『この前教えたのにまだできないのか!』とイライラしてしまうのは、『この前教えたからできるだろう』と期待しているからなのです
『この前教えたこと覚えてる?』という風な聞き方をして、相手がメモを見たりや記憶を呼び起こすための時間をとりましょう
仕事ができないのを全て新人のせいにしてしまっている
新人に言った仕事がなかなかできない、あるいは仕事が遅いといったことを、すべて新人のせいにしていませんか?
仕事の詳細ややり方を事細かに教えたのに完成した仕事がボロボロだったり、仕事が遅かったりするようなら、もしかしたらその新人さんには向いていない仕事だったり、その仕事を軽視して臨んだ結果といった、新人のせいなのかもしれません
ただ一方で、新人の仕事のミスや遅さは本当に新人だけのせいなのでしょうか
たとえば、
- 新人が詳しくやり方を聞きたかったのにあなたが忙しそうで聞けず、ミスしてしまった
- あなたが忙しい方で、新人指導に時間を割けなかった
- 仕事はできたが報告するタイミングを伺う中で時間が経ってしまい、報告が遅れてしまった
というように、あなたの立場としての忙しさからあまり新人に構えてなかったというようなことはありませんか?
わたしの場合は、自分自身の忙しさからあまり新人さんに構えてなかったのに、『仕事できないな!』とイライラしてしまっていました
ただでさえ忙しいのに、時間のかかる新人指導に時間をさいてられない!というのはすごくすごーく理解できます
ですが、もしかしたら自分にもそういう傾向があるかもしれない、と心当たりのある方は、
- 今一度新人指導にちょっとずつでも時間を割いてみる
- 新人が仕事ができないのは新人自身のせいだけでなく、自分にも原因があるのではないかということを理解する
というようなことを心がけると、イライラせずに新人指導ができるかもしれません
新人指導でイライラしないためのコツ
じゃあ一体どうやって新人指導していけばいいんだ?
ここからは、新人指導においてイライラしないためのコツをご紹介していきます
新人指導でイライラしないためのコツ
- 新人に期待しすぎない
- 責任ある仕事をさせる場合は報告の頻度を高くするor自分から適宜確認する
- 仕事の価値観を押し付けない
新人に期待しすぎない
まず第一に新人に期待しすぎないということです!
全く期待しないというのはどうかと思いますが、まず新人のうちは仕事の出来ではなく、仕事を覚えてもらうことが目的だということを忘れないでください
また、
- これくらいは学生時代の知識があれば分かって当然
- 一度教えたから任せられるだろう
というような、『きっとできるだろう』というような過信をしてしまうと、もしできないとなった場合に『なんで(この程度も)できないんだ!』という思考になってしまいます
そうそう!こっちは覚えるのに必死なんだから仕事の質を期待しないでほしい!
自分が新人だった頃を思い出してほしいな
自分で振った仕事について期待しないのはもちろんですが、『気を利かせて〜やっといてくれないかな』といった期待ももちろん✖️です!
中には先輩上司に対してものすごく気が利く後輩もいますが、全員が全員そのようなタイプではないということを念頭において接することがポイントです
責任ある仕事には報告&確認の頻度を上げる
新人には責任ある仕事は任せられないから、簡単なことしかさせられてないな…
仕事をまかせられないからといって、簡単な仕事ばかりをさせていると、いつまで経っても一人前として扱うことができません
となると、『いつまで経っても仕事を任せられない!』という、またしてもイライラポイントになりかねません
そのため、ある程度仕事に慣れてきたら少しずつ責任の伴う仕事もさせていかなければならないのですが、この仕事をさせるにあたって問題となってくるのが、もしミスをした際に『大変なことをしてくれたな!』というイライラです!
そのため、ミスをしてしまったときに問題になるような責任を伴う仕事をさせる場合にはいつも以上に報告の頻度を上げさせることをおすすめします
仕事をさせる前に『○○が終わったタイミングで報告して』というように先々に指定しておくことをおすすめします
また、もしも相手の新人さんがどうしても報連相が苦手、指示しても来てくれないという場合には、少し面倒ではありますが自分から頻繁に確認する必要があります
多少の面倒は伴いますが、ミスの問題が発覚してからのイライラに比べれば些細なことに過ぎません
仕事の価値観を押し付けない
私は私のペースで仕事をしたいから、先輩の“仕事一筋!”っていう価値観を押し付けないでほしいな〜
- 後輩は先輩より早く出社して仕事をする
- とにかくいろんな仕事に挑戦する姿勢を示す
- 先輩上司に気を利かす
若干古臭いようなものもありますが、もしかしたら昔ながらの社風を守っていてこのような仕事の価値観を持っている方もいらっしゃるかもしれません
たしかに“郷に入れば郷に従え”という言葉もあるように、ある程度はその会社のしきたりに従っていく必要はありますが、それらを無理やり押し付けてはいけません
相手の仕事に対する価値観や姿勢を理解することで、それが自分のものとは違うのだということをしっかり理解しておく必要があります
価値観を無理やり押し付けたり、相手の価値観を理解していないと、イライラしてしまう要因になってしまいます
イライラするのはもったいない!にこにこ指導で!
イライラしながら指導するのは相手も不快に感じますし、何より自分に悪いことしかありません!
なるべくイライラせずに、笑顔を心がけて指導することが大切です
『指導の際にどうしても感情移入してイライラしてしまうんだ…!』という方も中にはいらっしゃるはず。
たしかに、自分が指導を担当する新人指導の進捗状況の報告の際に、ミスや仕事の遅さが目立ってしまうと『指導した自分の責任だ…』と感じてしまうことも多く、ついつい指導に熱が入ってしまうこともあるかもしれません
しかし、指導しているあなたの責任ではありません!!
『自分はしっかり指導してるし。関係ないわーい』くらいの軽いスタンスでいきましょう笑
ぜひこの記事を実践に活かしていただけたらと思います(`・ω・´)
ここまで読んでいただきありがとうございました!
おしまいっ
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