【危険物取扱者】甲種の受験資格と受験申請方法&免状取得までの手続きについて

仕事&資格取得

危険物取扱者といえば、理系学生や化学系企業など(貯蔵所や製造所)に勤める方は特に受験者数の多い国家資格です

中でも一番上位資格とも言える甲種危険物取扱者は、自身のキャリアアップのために取得を検討している方や、学校や職場でチャレンジさせられるという方も少なくないのではないでしょうか

しかし実は、危険物取扱者の資格は、甲種以外の2種(乙種、丙種)は受験資格がなく誰でも受験可能なのに対し、甲種だけは受験資格が必要なことをご存じでしたか?

え!誰でも受けられる訳じゃないんだね

国家資格であるがゆえに、なんだか敷居が高そうだし、そんでもって受験資格もあるのー⁉︎と驚かれたそこのあなた!

受験資格が必要=受験申請に受験資格を満たしていることを証明する書類も必要ということにお気づきですか…?

そこで今回は、甲種危険物取扱者試験に必要な受験資格、受験申請の方法&必要書類について徹底解説します!

poko
poko

2021年度試験で甲種資格を取得したわたくしpokoが解説します!

また、受験申請だけでなく、合格後の申請手続きについても併せてご紹介するのでご安心を♪

✏︎この記事で紹介していること✏︎

  • 甲種危険物取扱者の受験資格とは?
  • 甲種試験受験申請の手順
  • 受験申請に必要な書類一覧
  • 合格後の申請手続きについて

特に受験申請方法は、公式ホームページを見ても『これで合ってるのかな?』と思って不安になった点が何点かあったので、わたしが実際に申請した時の体験談をもとに詳しく解説していきたいと思います(`・ω・´)

甲種危険物取扱者試験の受験資格について

サインの記された書類

冒頭でもお話ししたように、危険物取扱者資格のうち、丙種と乙種は受験資格がなく、誰でも受験可能なのに対し、甲種には受験資格が必要になってきます

甲種の受験資格は以下のようなものがあります

甲種受験資格

  1. 大学等において化学に関する学科等を修めて卒業した者
  2. 大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者
  3. 乙種危険物取扱者免状を有する者
  4. 修士・博士の学位を有する者

これらを具体的に説明していきます

1.大学等で化学に関する学科等を卒業した者

大学、短期大学、高等専門学校等において、化学に関する学科・課程を卒業した場合に得られる受験資格です

”化学に関する学科等”というあいまいな表現がされていますが、具体的に自分が卒業した学科はどうなんだろう?という方はこちらで具体的な学科の名称を探すことができます

poko
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学科名に「化学」の名称が入っている学科や、化学の名称がなくても、金属工学や食品科学、繊維工学など結構幅広く該当しているので、一度確認してみることをおすすめします!

受験資格の証明書類としては、該当大学等の学科名の記載がある卒業証明書又は卒業証書が必要になります

2.化学に関する授業単位を15単位以上修得した

大学、短期大学、高等専門学校等において、化学に関する授業単位を15単位以上修得した場合に得られる受験資格です

こちらも1つ目同様、“化学に関する事業単位”というあいまいな記載がされていますが、具体的な授業単位の種類についてはこちらで確認することができます

こちらも1つ目と同様に、授業単位に「化学」の名称が含まれているものをはじめ、原子エネルギー工学や鉱物学、電子材料など、幅広い分野があるので、理系の方であれば以外と単位取得している!というのも多いかもしれません

受験資格の証明書類としては、修得単位が明記されている単位修得証明書又は成績証明書が必要になります

3.乙種危険物取扱者免状を有する者

これは少し注意が必要で、ただ乙種の資格を持っているだけでは受験資格にはならず、

  1. 乙種危険物取扱者免状の交付を受けたあと、危険物製造所等での危険物取り扱いの実務経験が2年以上ある者
  2. 以下の4種類以上の乙種危険物取扱者免状の交付を受けている者
    ①第1又は第6類
    ②第2又は第4類
    ③第3類
    ④第5類

に分けられます

poko
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つまり、仮に一番受験者数の多い乙種4類の資格を持っていたとしても、2年の実務経験か、その他3種の免状を所持していないといけないのです!

1つ目は必然的に危険物製造所等で働いている方に限定されるため、学生や異業種に勤める方には難しい方法と言えます

受験資格の証明書類としては、自分が所有している乙種危険物取扱者免状および乙種危険物取扱実務経験証明書が必要です

一方2つ目は最低4種類の乙種免状が必要であるため、かなり根気のいる方法です

とはいえ、乙種を複数受験する場合は試験科目の免除があったり、そもそも甲種では全ての危険物の勉強をしなければいけないため、甲種試験の勉強がてら乙種を勉強するのも一つの方法とかもしれません

ちなみに、乙種と甲種の試験内容の差や難易度については以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください↓↓

受験資格の証明書類としては、各種乙種危険物取扱者免状が必要です

4.修士・博士の学位を有する者

修士・博士の学位を授与された者で、化学に関する事項を専攻した場合に得られる受験資格です

この専攻学科については、1つ目の受験資格である“化学に関する学科等”に該当するものと同じため、詳しくはそちらをご覧ください

受験資格の証明書類としては、専攻等の名称が明記されている学位記等が必要です

いろいろ受験資格はあるみたいだけど、基本的には化学系の学位や単位が必要なんだね

お気づきかもしれませんが、甲種資格の受験資格は化学に関する大学等を卒業している、または化学に関する単位を取得しているというように、割と受験資格条件が厳しい…!

それもそのはずで、甲種資格があれば全ての危険物を取り扱うとができ(丙種や乙種は限られた危険物のみ)、危険物保安監督者になることもできます

poko
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ちなみに危険物保安監督者というのは、危険物取扱者資格の最上位の位置付けの役職です!

甲種資格は全ての種類の危険物を取り扱う(取り扱うことのできる)責任が伴うという点においても、基礎的な化学に関する知識や、危険物を取り扱う業務経験のない人でも簡単に資格が取得されてしまっては困る!という話です

全ての人に門戸が開かれているわけではない点も、甲種危険物取扱者の資格が敷居が高いと言われる理由かもしれません

甲種危険物取扱者資格の申請方法は?

書類に記載する人の手元

危険物取扱者資格の申請方法は、願書を郵送によって直接提出する書面申請と、インターネット経由で申請する電子申請2種類があります

ネットで申請できるのか!

忙しい社会人や学生としてはありがたいね

しかしこの電子申請、とても注意が必要で、後で詳しくご紹介するのですが、受験資格のある甲種資格は場合によっては電子申請が使えないことがあります!(というより、ほとんど使えないと言っても過言ではない!)

そのため、ほとんどの甲種試験受験希望者は次にご紹介する書面申請を行う必要があるため、ぜひ参考にしていただければと思います

poko
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それではここからは、それぞれの申請方法について解説していきます!

書面申請

封筒とペン

書面申請は郵送によって紙の願書を提出する申請方法です

この郵送方法ですが、各個人で封筒や願書を手配して…というわけではなく、所定機関の窓口で配布されているものを取りに行くという点について注意が必要です!!

危険物取扱者試験の受験案内、受験願書等は消防試験研究センター各道府県支部、各関係機関、各消防本部(東京都の場合は消防試験研究センター本部、中央試験センター、都内各消防署)にて無料配布されています

poko
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わたしは近くの消防署に取りに行きました!

この受験願書は全国共通なため、最寄りの関係機関に取りに行くということで問題ありません

そして書面申請では、受験願書をはじめ、受験資格の証明書類など必要な書類をすべて揃えて受験受付期間内に提出しなければなりません

甲種試験の書面申請に必要な提出書類としては、以下のものが該当します

甲種試験 書面申請必要書類

  1. 受験願書
  2. 受験資格証明書類(卒業証明書、免状のコピー、単位修得証明書等)
  3. すでに危険物取扱者資格を所有している場合は、資格免状のコピー
  4. 「郵便振替払込受付証明書(受験願書添付用)」(受験願書一式に一緒に封入されています)

甲種は受験資格が必要だから、受験資格証明書類の提出があるのか

poko
poko

結構準備する書類は多いですよ!

1つ目の受験願書と4つ目の郵便振替払込受付証明書については、各関連機関にて配布されている受験願書一式の封筒に一緒に同封されています

受験願書に記入の仕方は、同じ封筒内に記載例が入っているのでそちらを参考にすれば簡単に記入することができます!

また補足として、受験地は自分の現住所や勤務地にかかわらず、希望する都道府県での受験が可能のため、自分が受験を希望する都道府県を願書に記載しましょう

少し前の様式ですが、願書の様式について雰囲気を掴みたい方は、公式の記載例として以下から確認することができます↓↓

危険物取扱者試験受験願書記載例

そして注意点が、願書に郵便振替払込受付証明書のお客様控えを貼付する必要があるということです!

poko
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つまりどういうことかというと、受験費用の振り込みをして、願書にその証明を貼り付けないといけないということです

受験費用の振り込み方法は、受験願書の封筒に同封されている郵便振替払込受付証明書に受験費用(甲種の場合6,600円)を記入し、郵便局の窓口で支払いをしなければなりません

郵便局の窓口で支払いをすることで、郵便振替払込受付証明書の(お客様用)と書かれた控えがもらえるので、それを願書に貼り付けて提出するという流れです

必要書類を集めつつ、郵便局に振り込みにも行かないといけないわけだね

poko
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そういうことです…社会人だとなかなか行けないので、わたしは会社のお昼休みにそっと抜け出して郵便局に行きました

そして郵送方法は、簡易書留で郵送しなければなりません!

この簡易書留、ポストに投函しても郵送してもらえないので必ず郵便窓口で出す必要があるため、以下のような流れがおすすめです

  1. 願書を記入&必要書類を揃える
  2. 郵便窓口で郵便振替払込受付証明書の支払いをする
  3. 郵便振替払込受付証明書のお客様用控えを願書に貼り付け、願書封筒をとじる
  4. そのまま郵便窓口で簡易書留で郵送する

郵便局に何度も行かずに済むね!

ここで注意が必要なのが、受験受付期間の短さについてです!!

試験日程は全国の受験会場によって日にちや試験実施資格(甲・乙・丙種)はさまざまで、受験受付期間もさまざまですが、おおよそ1週間〜2週間が目安になっています

そのため、ネットでいつでも申請できる電子申請とはちがい、書面申請は必要書類を揃える時間、発送から到着までの時間が必要(締切日当日の消印有効)なため、受験受付期間になってから必要書類を揃え始めていては間に合わないこともあり得ます!

そのため、書面申請を考えている場合はあらかじめ自分が受験したい受験日の受付期間を把握しておき、早めに応募書類を準備しておくことをおすすめします

補足として、全国の試験日程と受付期間については以下で確認することができます↓↓

危険物取扱者試験全国試験日程

poko
poko

わたしが受験したところは受付期間が一週間しかなく、受付期間までに必要書類を準備し、受付期間になったら即提出(ちゃんと届くか不安だったため)しました!

さいごに、書面申請についてまとめます!

甲種試験 書面申請まとめ

  • 受験願書は消防署、消防試験研究センター各関係機関に取りに行く必要がある
  • 受験資格の証明書類をあらかじめ準備する必要がある
  • 試験費用の振込みは郵便窓口
  • 郵送方法は簡易書留オンリー

電子申請

パソコンを触る女性

電子申請はインターネットの入力フォームに必要事項を記載する申請方法です

電子申請のメリットはなんといっても24時間いつでもどこでも申請することができる点で、自宅や職場のパソコンからはもちろん、スマホからも申請することができます

また、一度危険物取扱者試験を受験したことがある人で、再試験の申し込みをしたい場合は、受験から3年以内であれば

ただしデメリットとして、申請できる条件がいくつか決められているということです

まず電子申請できる条件としては、以下のようなものが該当します

電子申請できる条件

  1. 1日に1種類の試験の受験であること
  2. インターネットに接続できるパソコンやスマホがあり、プリンター等で印刷できること
  3. 受験案内を受信するための電子メールがあること
  4. すでに危険物取扱者免状を持っている場合は、免状の記載事項に変更がないこと

特に問題無さそうだよ?

受験内容や、電子申請するためのインターネット周辺機器については特に問題ないと思うので、これらの申請条件は多くの方がクリアできると思います

問題なのが、電子申請で申請できる試験の種類についてで、甲種試験も電子申請できるのですが、受験資格として乙種危険物取扱者免状を有する者の条件を満たしている場合にのみ限定されるのです!(もしくは3年以内の再受験のみ)

ええ!じゃあ化学に関する学科の卒業証明や、単位の取得証明じゃ無理ってこと?

poko
poko

そういうことになります…

厳密に言うと、乙種免状所有以外の受験資格を持つ方も電子申請できるパターンはあるのですが、

  • 個人ではなく団体受付申請であること
  • 3年以内に書面申請で受験していること

といった条件があります

poko
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受験資格として乙種免状の所有を証明するのであれば、免状番号さえわかれば確認できますが、卒業証明書や単位取得証明書はコピーが必要だからでしょうか…

つまり、会社や学校での団体申し込みを除き、個人で受験を申し込む場合で、受験資格として化学に関する単位や卒業証明書を考えている方は電子申請はできないということです!

乙種、丙種の受験であればこれほど電子申請も煩雑ではないのですが、甲種は受験資格が必要な分、証明書類を確認するという観点から、電子申請との相性が悪いのかもしれませんね…

そのほか、電子申請についてより詳しく知りたい方は以下から確認できます↓↓

危険物取扱者試験 電子申請について

ともあれ、電子申請で受験申し込みができる条件が揃っている方であれば、申請フォームの流れに沿っていつでもどこでも簡単に申請することができるため、書面申請よりも煩わしさは少ないと言えます!

そして受験費用についても、書面申請は郵便窓口での振り込みのみの対応ですが、電子申請であればクレジット、コンビニ振り込み、ペイジーから選択できるため支払い方法の自由度も高めと言えます

ただし、受験申請できる期間は書面申請同様に決まっているいる点、振込については申請後3日以内という制限がある点については注意が必要です⚠︎

さいごに、電子申請についてまとめます!

甲種試験 電子申請まとめ

  • 申請はスマホやパソコンから24時間いつでもどこでも可能(ただし受験申請期間は決まっている)
  • 申請できる試験の種類、条件は決まっているため、すべての人が電子申請できるわけではない
  • 申請後3日以内に受験費用の支払いが必要

甲種受験 受験票について

黒板を向いて机と椅子がたくさん並ぶ受験会場

受験申請もできたし、あとは受験日当日を待つだけだね

poko
poko

受験申請をしたら、次は受験票の記入が待ってます!

受験申請が完了したら終わり…ではなく、その後受験当日に持参する受験票の記入が必要になってきます

この受験票についてですが、書面申請か電子申請かによって受験票の入手方法が異なるため注意が必要です!

書面申請の場合

申請後〜受験日の1、2週間前くらいをめどに受験票が郵送で送られてくるので、記入し、証明写真を貼り付けて受験当日に持参しましょう

電子申請の場合

電子申請の場合注意が必要で、書面申請のように受験票は郵送で送られてきません!!

その代わり、受験票がメールで届くので、自分で印刷して出す必要があります

様式は書面申請・電子申請共に大きく違う点はないため、記入し、証明写真を貼り付けて受験当日に持参しましょう

証明写真も必要なんだね

どちらの申請方法であっても共通して必要になってくるのが証明写真です!

危険物取扱者試験には、6ヶ月以内に撮影した、縦4.5cm×横3.5cmの証明写真が必要なため、受験日までに必ず準備しましょう

poko
poko

ちなみにですが、受験票に貼り付けた証明写真がそのまま危険物取扱者免状の写真になるため、できるだけ良い写真を選びましょう笑

試験合格後の流れ

パソコンの画面を見て大喜びする2人の子供

試験に見事合格すれば、晴れて危険物取扱者資格が所有できます!!

試験結果については個別に試験結果通知が郵送されるため、その中を確認すれば自分が合格したかどうかはもちろんのこと、得点率まで確認することができます

もしくは、消防試験研究センターのホームページにて、合格者の受験番号一覧を確認することができます

(ちなみにホームページでの合格者一覧は、試験後2、3週間後に掲示されていた気がします!)

poko
poko

試験結果通知では、試験科目ごとに何パーセントという得点率がわかります!

…が、資格を証明する免状は、こちらから手続きをしない限り送られてくることはないので注意が必要です!

えー!まだすることあるの!?

危険物取扱者資格免状を取得するには、ここからさらに免状交付申請が必要です!

しかも、わたし自身受験して初めて知ったのですが、免状を交付するのにもさらに手数料がかかるのです…

危険物取扱者資格の免状交付の手数料は、甲・乙・丙種共通して2,900円です(再交付の場合は1,900円)

余談ですが、甲種危険物取扱者の免状を入手するまでに、6,600円+2,900円=9,500円は単純に必要で、さらに書面申請の簡易書留の費用、免状郵送費用などこみこみしていると1万円を超えてしまいます…

poko
poko

とはいえやはり国家資格ですし、持っていて絶対に損のない資格です!

多くの企業では危険物取扱者資格と取得を推奨しており、費用免除など実施しているところも多いので、そういうのを利用してみてもいいかもしれません!

免状取得にはさらに交付申請と手数料がかかることは分かったと思うので、続いては実際にどのような手順で申請するのかについて解説していきたいと思います!

poko
poko

ちなみに免状取得の手順は、書面申請・電子申請ともに共通です!

免状交付申請先&交付申請書について

免状交付の申請先は、受験した道府県の消防試験研究センター各支部になります(東京都の場合は、中央試験センター)

危険物取扱者試験を受験した方は、書面申請・電子申請共に試験後に試験結果通知書が郵送で届き、試験に合格した場合は、試験結果通知書に免状交付申請書がくっついた形で届くため、申請にはこの免状交付申請書を使います

そしてここで一つ注意点が、この免状申請には期限が設けられているということです

試験結果通知書には免状申請期限が記載されており、この期限内に申請しないと無効になってしまうわけではありませんが、交付日が遅れてしまう可能性があります

poko
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また、合格後6ヶ月以内に申請しないと、新たに証明写真が必要になるため注意が必要です!

つまり、試験結果通知書に記載された期限を逃すと、免状交付が遅れる&場合によっては証明写真が再度必要になるため、期限内に申請することをおすすめします

免状交付手数料の支払い方法

現金を受け渡す人たち

免状交付には2,900円の手数料が必要なのですが、この支払いは受験した都道府県によって多少異なり、大きく分けて以下の4種類の支払い方法があります

免状交付手数料 支払い方法

  • 【大阪府・鳥取県・広島県以外の道府県】収入証紙による支払い
  • 【東京都・大阪府・鳥取県・広島県のみ】専用の納付書で指定の金融機関で納付
  • 【大阪府のみ】専用の納付書でコンビニで納付
  • 【東京都のみ】中央試験センター窓口で現金による納付

収入証紙による支払い

大阪府、鳥取県、広島県以外の道府県では受験地の収入証紙にて手数料の支払いを行います

収入証紙ってなんだ…?

そもそも収入証紙とは、地方公共団体が発行しているお金の代わりとなる証票で、収入印紙とは別物である点注意が必要です!⚠︎

(間違えて収入印紙を買ってしまった!という場合でも、基本的に返金などの対応はできないようです…)

収入証紙は各都道府県が認定した金融機関等や役所等で購入することができます

poko
poko

詳しくは、自分の受験した都道府県のホームページ等で確認してみてください!

しかし、基本的に平日の日中など、購入可能な時間帯が限られており、交付受付期間が決まっているので早めの購入をおすすめします

poko
poko

どうしても収入証紙の購入ができない!という場合には、受験した支部に相談することで現金書留での納付も受け付けている場合もあるそうなので、確認してみるといいかもしれません!

収入証紙を入手できたら、交付申請書の所定の欄に貼り付けて申請します

指定の金融機関で納付

東京都、大阪府、鳥取県、広島県では受験会場で専用の納付書が配布されるため、その納付書を用いて指定の金融機関等で納付し、領収証書等(東京都:領収証書、大阪府:大阪府手数料納付済証、鳥取県:納付済証、広島県:払込証明書)の原本を交付申請書の所定の欄に貼り付けて申請します

コンビニで納付

大阪府では、専用の納付書を用いて指定金融機関以外にコンビニで納付するこが可能です

上記の金融機関での納付同様に、コンビニのレジで発行される大阪府手数料納付済証の原本を交付申請書の所定の欄に貼り付けて申請します

窓口で現金による納付

東京都の中央試験センターでは、窓口で現金による納付を受け付けています

最も簡単な納付方法である反面、東京都のみ可能な納付方法であるため注意が必要です

免状交付申請方法

封筒とペン

免状交付手数料の納付が完了したら、次はいよいよ交付申請です

免状交付の申請方法は、直接窓口で行う方法と、郵送による方法があります

窓口での申請方法

各道府県の消防試験研究センター支部によっては、窓口での交付申請を受け付けているところもあります(東京都の場合、中央試験センターでは窓口での受付も実施しているようです)

自分の受験した道府県の支部が、窓口申請を実施しているかどうかは試験結果通知書に記載されています

ちなみに、窓口で申請を行い、免状の受け取りも窓口で行おうという場合は、通常同日中に免状の発行はできないため、2回窓口に来る必要があります

ただし、申請は窓口で行い、免状の受け取りは郵送で行うということも可能です(詳しくは次の『免状の受け取り方法』の項をご覧ください)

郵送での申請方法

そもそも窓口で申請できない支部や、仕事や学校の都合上窓口に行くことができないという場合は郵送にて申請することができます

ただし書面申請同様に、この郵送方法も簡易書留で郵送する必要があります

また、免状の受け取りも郵送で行う場合は、所定の切手を貼り、返送先の住所を記載した返送用の封筒も準備しなければなりません

申請は郵送で、受け取りは窓口で行うという場合はこの限りではありませんが、申請・受け取り共に郵送にする場合は注意が必要です

免状の受け取り方法

免状の受け取り方法についても、交付申請方法と同様に窓口と郵送の2パターンがあります

窓口での受け取り方法

各道府県の消防試験研究センター支部または中央試験センター窓口に取りに行く方法です

ただし、窓口での申請及び受け取りを実施していない支部、申請は窓口でできても受け取りは郵送のみの支部など様々なため、予め試験結果通知書に記載されている内容をよく確認する必要があります

郵送での受け取り方法

免状を郵送で受け取る場合がちょっとややこしく、免状を返送する用の封筒を準備しなければなりません

返送用封筒には、返送先の住所(自分の現住所など)を記載し、所定の切手を貼り付ける必要があります

返送用封筒は定型封筒(長さ14〜23.5cm、幅9〜12cm)であり、簡易書留郵便料の切手を貼り付けます

そして補足として、もし危険物取扱者試験を同日に複数人で受験していた場合(会社や学校などのグループで)、複数人分の免状をまとめて一つの返送用封筒で返送することが可能です

まとめて返送できるなら、切手代がお得になるね!

ただし、申請する免状枚数によって必要な切手代が変わってくる(郵便物の重さが変わるため)ため、切手代の目安や返送用封筒の書き方たの例として以下で詳しく記載されています↓↓

危険物取扱者免状交付申請書記入要項

交付申請・受け取りについてまとめます

交付申請・受け取り方法 まとめ

  • 申請・受け取りは窓口と郵送の2種類ある(窓口は支部によって利用不可のところもある)
  • 申請・受け取りの方法は窓口と郵送組み合わせることも可能
  • 郵送による受け取りの場合は、返送用の封筒が必要(複数免状を1つの封筒で返送可能)

甲種危険物取扱者資格を目指そう!

開かれた本とノート

今回は、甲種危険物取扱者資格の試験申請〜免状の受け取りまでの流れをご紹介しましたが、具体的に甲種取得のための勉強法などもご紹介しているので、ぜひ参考にしていただければと思います(`・ω・´)

poko
poko

実はわたし、社会人として働きながら1ヶ月の勉強で甲種に合格しています!

ぜひ甲種受験の際にこちらの記事を参考にしていただければと思います♪

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

おしまいっ

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