こんにちは、ぽこブログです
突然ですが、みなさんの中で、自分の置かれている環境、境遇が突然変わってしまったという経験のある方はいらっしゃいませんか?
- 安定していると思っていた職場が突然倒産し、クビになってしまった
- 結婚するつもりでいた恋人になんの前振りもなく振られてしまった
- あてにしていた投資先の株価が突然暴落→大赤字
などなど。。人生には不測の事態はつきもので、安定しているように見えても、明日はなにが起こるかわからないものですよね
そんな突然の変化に見舞われたとき、みなさんはどのように対処するでしょうか?
その道しるべとなってくれるのが今回紹介する『チーズはどこへ消えた?』という本です
本書は、世界で2800万部、日本でも400万部売り上げた名著であり、アップルやベンツでも社員教育に採用されたと話題の一冊です
今回は、そのシンプルかつわかりやすいストーリーのあらすじを紹介し、そこからわかる人生の教訓を解き明かしていきたいと思います
『チーズはどこへ消えた?』あらすじ
この物語の主人公として
2匹のねずみスニッフとスカリー
2人のこびとヘムとホー
が登場します
(補足ですが後々重要になってくるので、それぞれの名前の由来として
スニッフ→嗅ぐ、嗅ぎつける
スカリー→(あわてて、ちょこちょこ)走り回る
ヘムとホー→“hem and haw”で、口ごもるという意味)
彼らがチーズの隠された迷路の中で、チーズを探し回るというストーリーになっています
ある日彼らは、チーズステーションCというところで山のようなチーズを見つけます
彼らは大喜びし、それから毎日そこでたらふくチーズを食べる、という生活を送ります
しかし当然ですが、食べれば量は減っていきます
次第にチーズは減っていき、とうとうなにもなくなってしまったのです
突然の変化に対し、それぞれのとった行動は?
そこから2匹のねずみと、2人のこびとのとった行動は大きく違うものでした
まず、2匹のねずみは最初の頃のように新しいチーズステーションを探しに再び迷路の中に戻って行きました
というのも、ねずみはこびととちがって考える頭がなかったためです
しかし彼らには行動力と、チーズは常に減っているという変化を嗅ぎつける能力があったため、“チーズがなくなった”という事実にさほど驚くこともなく次に進めたのです
一方2人のこびとは、チーズがなくなったという状況が理解できず、「チーズはどこに消えた?」と途方にくれ、2人の出した結論としては、「チーズはまた戻ってくる」と、現状維持を選んだのです
しかし当然ですが、チーズが戻ってくることはありませんでした。次第に2人は心身ともにダメージを受けていく中で、ついにホーが迷路に出かけることを決意しました
「行動しなければ、チーズは手に入らない」
ということに気づいたのです
一方で臆病なヘムは、
「見つからなかったらどうするのか。外は危険でいっぱいだから、自分と一緒にここで待ち続けよう」
と提案します
それに対しホーは、
「チーズはいつまで待っていても戻ってこない。人生は常に進んでいるから、自分たちも進まなければ」
と言い残し、迷路に飛び出します
行動に移したホーの学びとは?
ホーは行動を決意する中で、一つの教訓を学びました、それは
「変化をやめると待っているのは破滅だけ」
つまり、生き残るためには自分が変わるしかないということを理解したのです
しかし、ホーに次なる壁が立場だからます。それは『恐怖』です
一方迷路に踏み出すと、そこにはどこかもわからない暗闇が続いており、恐怖に立ち止まってしまいます
そこで彼は、一旦自分を客観視することにしました
「自分は今、恐怖のせいで悪い方に考えている。もし恐怖がなかったらどうだろうか?」
そして、前進することを決意します
一歩踏み出した瞬間、ホーは笑みを浮かべ、心にふつふつと満たされる気持ちを感じていました
ここでまた一つ、教訓を得ました
「恐怖を乗り越えると楽な気持ちになる」
恐怖を感じるのは、なにが起こるかわからずに想像をしているときであり、行動の一歩を踏み出してしまえばそこにはなにもないとわかるのです
そして、しばらく歩くと新しいチーズステーションを発見しました
しかしチーズは誰かに食べ尽くされており、中身は空っぽでした
ここでまた、新たに教訓を得ました
「古いチーズに見切りをつければ、それだけ早く新しいチーズが見つかる」
過去にとらわれず現在にフォーカスを置き、再びチーズを探しはじめたのです
そしてついに、今まで見たことのないようなおいしそうなチーズがたくさんあるチーズステーションを見つけることができました
ここにはすでに2匹のねずみもやってきており、ホーは喜びながら2匹の元に駆け寄り、こう言うのです
「変化万歳!」
最後に、ホーは自身の経験から得た教訓をこうまとめています
- 変化は起きる
- 変化を予期せよ
- 変化を探知せよ
- 変化にすばやく適応せよ
- 変わろう
- 変化を楽しもう!
- 進んですばやく変わり再びそれを楽しもう
『チーズはどこへ消えた?』から学ぶ人生の教訓
ここまで読んでわかった方もいらっしゃるかもしれませんが、この物語は“人生”の暗喩になっていると考えられます
この物語における
チーズ→人生においてわたしたちが求めているもの(地位や名誉、お金、良好な人間関係など)
迷路→求めるものがある場所(会社や家庭、社会全体)
をあらわしているのです
人生において、
勇気を出して恐怖に打ち勝ち、行動を起こしたホーのようになるのか
はたまた、恐怖に支配されて、現状維持のままおわってしまうヘムのように生きるのか
もしくは、本書ではあまり言及されていませんが、
スニッフのように先々に変化を嗅ぎつけるのか、
スカリーのように即行動に移すのか
どのようにあるべきだろうか?という話です
この物語から考えられる重要なポイントをご紹介します
変化は失うものではなく得るためのもの
人間は変化を恐れる生き物です
なぜならば人間は、変化することで「なにか失ってしまうのではないか…」という不安に苛まれてしまうからです
たとえばあるブラック企業の会社員が、現状に不満があり、転職したいと思っていたとします
しかし、転職先がさらにブラック企業だったら…や、転職するところがなくてお金がなくなってしまったらどうしよう…など、変化することに不安を感じ、結局不満<不安となり、行動に移さないというものです
結論、新しいチーズを得る(変化)ためには、古いチーズをすてること(覚悟)が必要ということです
一番良くないことが、現状維持だということも忘れちゃいけませんね。。
行動は早ければ早いほど良い
この物語では、結局は一番最初に行動したねずみたちが一番最初に新しいチーズを手に入れています
『このままではだめだ、変化しないといけない』
そう思ったのならとにかく一歩目を踏み出してみることが重要なのです
チーズは必ず腐ってしまう。今のチーズが魅力的でも必ず新しいチーズは存在するのだから、古いチーズに見切りをつけて新しいチーズに向かって行動するべき
ということです
とはいえ、未知への一歩を踏み出すのは怖いですよね
そんな、変化を邪魔する恐怖に打ち勝つために、本書にもあったように、自分を客観視する事で、いったん恐怖を忘れることが重要です
まとめ
結論は、現状維持に甘えず常に変化を求めるべき。またそれは、早ければ早いほど良い。
ということだと考えられます
わたしは本書を読んだことにより、この教訓を痛感し、実際に行動に移す決意をしました(その一歩としてブログを始めました)
“早ければ早いほどよい”などといいましたが、気づいた今、この瞬間でも遅くはありません
今は、未来から見れば一番古い瞬間、言うなれば一番早いタイミングですからね
気づいたときに行動できれば、少しずつでも、必ず良い方向に変わっていくと思います
ここまで読んでいただきありがとうございました!
すこしでも多くの方の行動の手助けになりますようにっ
おしまいっ
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