冬の雪道…スリップしたりスタックしたり、運転が本当に怖い季節ですよね
できれば運転したくない雪道ですが、雪国にお住まいの方、雪国に出張の方は避けては通れない道だと思います
そこで今回は、雪道運転のコツを雪道初心者の方にも分かりやすいようにご紹介します♪
雪道の運転は本当に危険なので、ぜひコツを掴んで安全運転を心がけてください…!
✏︎この記事で紹介していること✏︎
- 雪道運転の危険とは?
- 雪道運転のコツ
- 雪道運転をする際に車に積んでおくべきもの
雪道運転の危険とは?
雪道の危険は大きく分けて3つあります
雪道の危険
- 雪による視界不良
- 路面凍結によるブレーキの制御不能
- 除雪されていない道でのスタック
雪による視界不良
雪が降っているときに運転すると、雨の時とはまた違い、白くて大粒な雪がひっきりなしに自分に向かって迫ってくるので、運転の視界が非常に悪くなります
また、雪が全て自分に向かってくる感覚から、スピード感が全く分からなくなるのも降雪時の怖い点です
降雪による視界不良はもちろんのことですが、強風などにより降り積もった雪が巻き上げられて起こるホワイトアウトという現象も非常に危険です
ホワイトアウトになると、まるで濃い霧の中にいるような感覚になり上下左右や前の車との距離感が全く分からない状態になります
ホワイトアウトの雪道を走る危険性として、前の車との距離感が分からなくなることによる追突事故や、左右の感覚がわからなくなることにより、側溝にはまってしまったり除雪の雪山に突っ込んでしまったりしかねません
また、晴れた日やトンネルから抜け出した時など、雪に太陽の光が反射して視界が悪くなることがあります
雪道は非常に太陽の光を反射して、良く晴れた日なんかは眩しくて目が開けられない!なんてことも…
夏場でなくても、雪の照り返しを抑えるためにサングラスを常備しておいた方がいいかもしれません
路面凍結によるブレーキの制御不能
雪道は路面が凍結している可能性があります
この、路面が凍結して滑りやすくなっている状態をアイスバーンと呼び、アイスバーンには様々な種類があります
アイスバーンが起きる原因
- 圧雪アイスバーン
- ミラーアイスバーン
- ブラックアイスバーン
圧雪アイスバーンとは、何台もの車が雪の上を通ることによって雪が踏み固められ、日中の気温の上昇によって溶けた雪が、夜間の気温の低下に伴い凍ってしまうことでできます
圧雪のため表面は凸凹しており、ブレーキ制御不能➕ガタガタ道でハンドルを取られると言う危険があります
融雪の付いていない道路や、融雪や除雪が追いつかないくらいの豪雪のときになりやすい、非常に危険な道です
ミラーアイスバーンは特に交差点で見られることが多く、車の往来によって道の氷の表面が鏡のようにツルツルに磨き上げられた道を指します
交差点などで停車した車の排気ガスで溶けた表面が、気温で再び冷え固まり、車の往来で磨きがかかる…という具合で出来上がります
表面が磨かれているため非常に滑りやすく危険な道と言えるので、停車時はなるべく早く減速を心がける、発進時も急発進をしないよう注意が必要です
ブラックアイスバーンは他のアイスバーンと同様に、路面が凍結している点で変わりはないのですが、一見すると路面がただ濡れているだけのように見えてしまうのが怖い点です
濡れた道だと思い込んで走ってしまい、カーブの時にスリップしてしまったり、停車時にブレーキが効かないなんてことも起こり得るので、見た目では慣れているように見えても『凍っているかもしれない』というかもしれない運転を心がけるのが大切です
雪道のツルツル道はほんっっっとうに怖い!!!
気をつけるに越したことはないので、ゆっくり着実に進むのです…
除雪されていない道でのスタック
スタックとは、豪雪地帯などで、柔らかい新雪が降り積もったところに除雪が入らない状態で車で突っ込むと、タイヤが取られてしまい雪にはまって動けなくなってしまう状態のことをいいます
『これくらいの雪なら平気だろう』と、除雪の入っていない横道や店などに入ろうとして、車がスタックしてしまい、タイヤの周りの雪かきをしている…と言う光景は雪国では日常茶飯事です
一度スタックから抜け出せても、抜け出せた先でまたスタック…なんてこともあるので除雪の入っていない道には、たとえ4WDの車であっても迂闊に入らないことをお勧めします…
また、除雪されていない新雪以外にも、圧雪された道の一部空いた穴(水溜りになっている場所や、マンホールの上など)など、雪が積もっていないところも注意が必要です
信号待ちなどで停車した際に一度穴にはまってしまっては、凍結した路面でなかなか抜け出すことは容易ではありません
- 除雪されていない新雪のある道
- 圧雪された道に空いた穴
には十分ご注意ください!
少し遠回りしてでも、整備された道があるのであればそちらを通るべきです!
雪道運転のコツ
雪道は凍結した路面のスリップと、新雪などフカフカの雪が圧雪されてできる凹凸によるスタック、日光を反射したり降雪による視界不良など危険がいっぱいです
そこで、これだけは気をつけておくべき!という雪道運転のコツをご紹介したいと思います
雪道運転のコツ
- ハンドルを切るときはゆっくりと
- 交差点などの停車時は、いきなりブレーキを踏むのではなくアクセルを外してエンジンブレーキで徐々に減速する
- 停車位置に凹凸がある場合は、穴の部分にはまって停車しないように位置を調整する
- 発進時はいきなりアクセルを踏み込むのではなく、クリープから徐々に加速する
- 車間距離をとにかく確保する!
ハンドルを切るときはゆっくりと
雪道の運転時にはとにかくハンドルをゆっくりと切ることが大切です
普通の道のような感覚でハンドルを切ってしまったり、普段から急ハンドルを切ってしまいがちの方は要注意です
凍結した路面で急ハンドルを切るとスリップする危険性があり、またガタガタの雪道ではハンドルを取られてあらぬ方向に持っていかれてしまう…なんてことも考えられます
特に店などの駐車場から道に出る時に注意が必要です!
強くハンドルを切ってしまいがちですが、ゆっくりと合流することを意識しましょう
また、ハンドルを握る際は両手で握ることで、ハンドルを取られないように気をつけなければなりません
雪道は、一見スムーズに進めているなと感じているところでも、突然の凹凸やスリップでハンドルを取られてしまいがちということを念頭においておくべきといえます
停車時はエンジンブレーキを利用する
交差点や一時停止で停車する際は、いきなりフットブレーキを踏み込んで停止するのではなく、まずはエンジンブレーキ(アクセルから足を外してかかるブレーキ)を利用して、徐々に減速していくことがポイントです
凍った路面でフットブレーキを踏み込んで、『滑ることで止まれない!』となったときにさらに強く踏み込んでしまうとスリップしてしまう危険性があります
ABSが作動すればハンドルは効きますが、それでも停止までに時間がかかってしまうのが難点です
また、凍った路面は通常の路面に比べてブレーキが非常に効きづらく、いつもの感覚でブレーキを踏んでいては停止が間に合わず前の車に追突してしまう…なんてことも起こりかねません
雪道と通常の道とではブレーキの効き具合が全く違うと言うことを常に心に留めておきましょう
停車位置に気をつける
雪道の路面にさまざまな凹凸があります
融雪の水が溜まった水溜りや、マンホールの上など雪が積もらない場所は、雪道に空いた穴として、タイヤがはまってしまう(スタック)の原因の一つです
特に道の交わる交差点付近などは融雪が設置されていることも多く、圧雪の路面と融雪の水溜りなど路面のガタツキがひどいことが多いです
こういった交差点に停車する際に気をつけなければならないのが停車位置で、仮に路面の穴や段差にタイヤが1箇所でもはまった状態で停車してしまうと、発進時にそのタイヤがスリップしてしまい抜け出すことが難しくなります
タイヤがはまってスタックしてしまえば渋滞の原因や、後続車からの追突事故の原因になってしまいかねないので、停止位置は気をつけましょう
車がある程度動いている状態であれば、穴にはまってしまうことは少ないので、停止する位置としては穴の手前や穴を乗り越えた先がベストです
徐々に加速する
雪道で停止から加速する際は、フットブレーキから足を外し、クリープを利用しつつ徐々に加速していくことがポイントです
いきなり急発進しようとアクセルを踏み込むとタイヤがスリップしてしまう危険性があります
また、タイヤが凍った路面にとられることで『進みにくいな?』と感じて踏み込んでしまうのもスリップの危険があるので絶対にやめましょう!
そのほかに、前の車がスタックして進めない可能性もあるので、前の車の状況を見て、スピードを合わせて加速すること大切です
車間距離の確保
雪道ではスリップやスタックなど、何が起こるかわかりません
突然前を走る車がスリップしてしまったり、側溝にはまってしまったり、スタックしてしまったり…
そういった場合に、通常の道であれば急ブレーキで止まることはできても、雪道に急ブレーキは通用しません(むしろ危険です!)
また、逆に自分がスリップしてしまって、止まらずに前の車に追突してしまうということも起こりかねません
そのため、前もって広い車間距離を保つことで危険を回避できます
普段車間距離をあまり取らない方は、雪道こそ特に意識してみてください
雪道運転をする際に車に積んでおくべきもの
ここからは雪国居住者のわたしが感じる、雪道運転に必須ともいえる、車に積んでおくべきものについてご紹介します
雪道運転中に車に積んでおくべきもの
- スコップ
- 雪かき棒
- スマホ充電器
- 飲料水
まずスコップ、雪かき棒は雪道運転必須とも言えます
スコップは車がスタックした際に、タイヤ周りの雪を掘り返すのに有効です
また、目的地への道が雪で塞がれている場合に、スタックを防ぐために自力で道を開けなければならない場合も考えられます
スコップは最近だと軽くて丈夫なものもたくさん出ているので、行き道を運転される方はぜひトランクにでも入れておくのがベストです
雪かき棒は、雪国の方でなければあまり馴染みがないかもしれませんが、車のルーフに雪を乗せた状態で走ると、ブレーキを踏んで停止した際に、ルーフの雪がフロントガラスに落ちてきて視界を遮る危険性があります
そのため、運転前に車に雪が積もっている場合は必ず雪を雪かき棒で落としてからの走行を心がけましょう
ルーフの雪は自分だけでなく、走行中に風に吹かれて後続車の視界を遮ることにもなりかねないので、必ず落としておきましょう!
また、スマホ充電器と飲料水については、万が一車が雪道で立ち往生してしまった際に助けを呼んだり、水分補給をするのに必要になってきます
万が一への備えではありますが、腐るものでもないので車に常備しておくと安心です
また、飲料水は最悪飲み水としての役割とは別に、フロントなどの雪を溶かすのにも使えるのであるに越したことはありません
ただし、外気温が低い時にフロントに水をかけるとすぐに凍ってしまうこともあるので注意が必要です!
雪道はいつも以上に安全運転で
雪道は普通の道に比べて、ブレーキのかかり具合やハンドルの曲がり具合など様々な違いがあります
総じて言えることは、運転時の全ての操作をゆっくりを心がけることが大切ということです
- ゆっくり発進
- ゆっくり停止
- ゆっくりハンドル操作
雪道運転はなかなか慣れるのも大変ですが、これら3つのことを気をつけてみてください
ここまでお読みいただきありがとうございました!
おしまいっ☺︎
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