『世界の大富豪2000人がこっそり教えてくれたこと』から読み解く幸せな大富豪の共通点

本&映画の紹介

こんにちは、ぽこブログです

今回は、トニー野中氏著の『世界の大富豪がこっそり教えてくれたこと』をご紹介したいと思います

この本をおすすめしたい人

  • 幸せな金持ちへの一歩を踏み出したい方
  • お金はあるのになんだか満足できない日々を過ごしている方
  • 本を読むのは苦手だけど、啓発系の本を読んでみたい方(特におすすめです!

この本で紹介されているのは、著者自身がこれまで多くの大富豪と交わる機会を経験した中で感じたり教わったりした、「幸せな金持ち」になるための思考や行動についてです

また、わたしがこの本で特におすすめしたいところが、章がかなり細かく分類分けされていて、1つの項目あたり5分ほどで読めてしまうので、本を読むことに苦手意識がある方にぴったりな点です!!

自己啓発系の本やビジネス書を読んでみたいと思うけど、本を読むのが苦手だから最後まで読みきる自信がないな…

途中で飽きちゃったり、難しくて読むのをやめちゃいそう…

この本はページ数もさほど多くなく、1項目あたりが短いので読み進めやすいです!

内容としても難しい考え方はなく、シンプルな例えが多いのでわかりやすいですよ!

実はこの本を読む一冊前に読んでいたのが、『ユダヤ人大富豪の教え〜幸せな金持ちになる17の秘訣〜』だったのですが、まさに幸せな金持ちになるための考え方がテーマになっており、この2冊に通じる考え方がとても多かったと感じます

その中でも本書特有の考え方や、両者に通じる基本の考え方をわたしなりに特に重要だと思う点をまとめていこうと思います☺︎

また、この2冊を比較した点も書いていきたいと思います!

幸せな大富豪たちの考え

給料

本書では、幸せな大富豪の真の姿とは、お金健康人間関係時間に恵まれており、好きな時に好きなことが自由にできるのだと言います

つまり、幸せな大富豪はこれら4つの自由を得られるための習慣を徹底するのに対し、不幸になる人はこれら4つのうち何が欠けている、もしくは突出しているのだといいます

では、どうしたら幸せな大富豪のようになれるのでしょうか

コツは、『金持ちになること』を人生のゴールにしないこと。 

人生の目標について

お金とは、何かを達成するためのツールであって、それ自体がゴールではない。

それは、自分の人生をかけて『これができれば私の人生はよかった』と思えるもの。生涯をかけて『自分はそのために生まれてきた』と確信できるもの。だといいます

あなたがもし、いま自分の思う目標を達成できたとして、明日死ぬとなったとしてもそれで幸せでしょうか?

たとえば、“資産1億円を築き上げること”を目標としていたならば…その目標を達成して次の日に死ぬのなら、そんな目標は掲げませんよね

一代で大富豪になるような人たちは、『大富豪になる』という目標がちっぽけに感じるほど壮大な目標をもっており、生涯をかけてその目標を追いかける、ずっと現役の人生を過ごすのです

目標の立て方

では、どのようにして目標を設定すればいいのでしょうか?

“金持ちになりたい”という漠然としたものではなく、“それを達成できたら次の日に死んでも構わない”と思えるくらい情熱を捧げ、生涯をかけられるような目標…

そんなのぱっと言われても思いつきませんよね(*´-`)

(ちなみにわたしは純粋に金持ちになって苦労せず自分の好きなことをして過ごしたい、という漠然とした目標しかありません。笑)

そんな目標設定のヒントとして、この本では『子供の頃から一番望んでいた、とても心地よく思っていたこと』を掘り起こし、目標にするということを紹介しています

しかし、そんな子供の頃の願いは、『そんなことを願っても意味がない』だとか、『それをしてもお金を稼ぐことはできない』などという大人たちの意見で、心にブレーキがかかった状態なのではないでしょうか

この“心地いいこと”を掘り起こすことがなにより目標設定において大切な第一歩になります

この、掘り起こす方法として、夜眠りかけたときなどの、ウトウトとした状況を生かすことがポイントです

このとき、脳はアルファ波を出して心のブロックを外した状態になっているため、真の自分の望み、気持ちが現れるのだそうです

✏︎人生の目標まとめ✏︎

  • その目標を達成した次の日に死んでも後悔のない、生涯をかけた目標を設定する
  • 目標設定の第一歩として、子供の頃から一番望んでいた、心地いいと感じるものから考える

好きなことを仕事にする

幸せな成功者は例外なく“自分の好きなこと”を仕事にしているといいます

それでは、好きなことを仕事にするために、今の仕事をやめなければならないのでしょうか?

答えはNOです 

この本では、好きなことを仕事にする、ということを

例えば、料理が好きだからレストランを経営する。だとか、漫画が好きだから漫画家になる。ということを言っているのではありません

“業種”に焦点を当てるのではなく、その仕事の中で自分がどんな役割を果たすのか、という点を“好きなこと”ととらえることがポイントです

そしてこの項で特にささったのが会社員に向けての言葉でした

どんな仕事でも与えられた仕事は必ず『好きな仕事』で成功するための必要な要素となる

事実、この本の著者であるトニー氏は決して好きではなかったという営業職を何年か経験したうえで経営者に転職し、さの『大好きな経営者の仕事』に営業職での経験がおおいに役だったと言います

幸せな成功者は、どんな仕事も“好きな仕事をするためのステップ”と考え、“嫌いなのにやる”という考えを持たないのです

“自分でコントロールできないこと”で悩まない

最後に、幸せな成功者と不幸な成功者の時間の使い方の決定的な違いをご紹介します

それはずばり、前者は“自分でコントロールできること”に時間を使うのに対し、後者は“自分でコントロールできないこと”に時間を使うということです

それでは、自分でコントロールできないこととはどういうものなのでしょうか?

これは、セールスの例がわかりやすいのですが、たとえば、自分なりに一生懸命戦略を考え、成約を勝ち取るために懸命に説明をしたのに、最後の最後で商品が売れなかったとします

普通ならば、『あれだけ頑張ったのに…』とクヨクヨしてしまいがちですが、“商品を買う”というのはあくまで相手のお客さんの気持ち次第です

売り手の自分としては100%コントロールできるものではありません

そのため、トップセールスマンほど、こういう盤面でクヨクヨせず、すぐに気持ちを切り替えて高いモチベーションを維持できるのです

つまるところ、自分自身の気持ちのコントロールがうまいということです

一方で、不幸な人ほど『どうしてまわりの人(上司、先輩、自分の家族etc…)は私の気持ちをわかってくれないんだ!』と、まさに“自分でコントロールできないこと”に時間を費やしているのです

…なんだか、心当たりがありませんか?

幸せな成功者と不幸な成功者の大きな違い 

  • 幸せな成功者は自分自身の気持ちのコントロールがうまい
  • 過去のいやなことを振り返って悩んだり怒ったりするのではなく、自分の気持ちを良くするために時間を使う

【番外編】“幸せな大富豪になる方法”に関する本の比較

この記事の初めの方でもご紹介しましたが、この本とよく似た内容の本として、『ユダヤ人大富豪の教え〜幸せな金持ちになる17の秘訣〜』という本があります

この2作品について内容や読みやすさについて比較してみました☺︎

世界の大富豪2000人がこっそり教えてくれたこと

読み進めやすさ:★★★★★

全体で10個の大項目でわかれており、その中の一つの項目あたりの内容が短く、簡潔にまとめられているため、少しの空き時間でもサクサク読み進められます。
わたしは、朝起きて布団からでるまでの約10分ほどを本書を読むために割いていたのですが、その10分でも数項目読み進められ、なんだか意識高く感じられました。笑
1項目あたりが短く、読み進めやすいという点では、そもそも本をあまり読まない方、本を読むことに苦手意識のある方に特におすすめです☺︎

内容;★★★★

本書の内容は著者自身が世界の多くの大富豪と知り合い、交わした会話の中から得られた“幸せな大富豪”になるための考え方を、自身も実践した経験を踏まえて書かれています。そのため説得力のある意見が多いのですが、ときたま『これは本当に幸せな大富豪全員に言えることなのか…?」と思うような考え方も『これはすべての幸せな大富豪に共通する考え方です!』と堂々と言い切る箇所があり、個人的に★★★★にさせてもらいました(あくまで個人の意見です!!)

ユダヤ人大富豪の教え〜幸せな金持ちになる17の秘訣〜

読み進めやすさ;★★★★★

こちらは前者とは対照的に、著者がその恩師とも言える存在であるユダヤ人大富豪と一緒に過ごす中で、普段の生活の中に溢れている、”幸せな大富豪”になるための教訓を、2人の会話形式(生活の一部)で紹介されています。
そのためこちらの本は、ストーリー性があるため、物語の本は読めるけどビジネス本や啓発本は読んだことがなく、挑戦してみたい!という方におすすめです☺︎

内容;★★★★★

内容としては、前者と同じような内容も含まれるのですが、こちらの本は例え話がとにかくうまい!そのため、同じ内容でも心にスッと入ってくるのです…その点で、前者と内容のわかりやすさ、納得しやすさという点で差別化させていただきました。

…という比較でした!

比較しといて、今回紹介している本の方が評価が低い!と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、後者のレビューのところで書いたように、わたし個人が物語系が好きなため、心にスッと入ってきたのが後者だったのかな、というかんじです(*´-`)

後者も気になる…!という方はぜひこちらの記事でご紹介しているのでのぞいてみてくださいっ♪

とはいえ、どちらも内容としてはすばらしい作品なので、ぜひ一度お手に取って読んでみてください!

それでは!長々とお読みいただきありがとうございましたっ!

おしまいっ

コメント

タイトルとURLをコピーしました